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歯医者・歯科医院のポスティング・チラシ集患|配る前の確認点と効果の測り方

公開日:2026年10月30日 更新日:2026年10月30日 執筆:DENT SHIFT 編集部(エムコレクションジャパン合同会社)

ポスティングやチラシは、まだ歯医者を探していない近所の方に医院を知ってもらえる方法です。一方で、チラシも医療広告として扱われるため、載せられる内容には決まりがあります。院長先生が配る前に確認したいことと、配ったあとの効果の測り方を整理します。

歯医者のポスティング・チラシ集患とは:届く相手と向いている場面

ポスティングは、医院のチラシを近隣のご家庭のポストに直接届ける方法です。新聞に挟む折込チラシや、郵便で届けるサービスも含めて、紙のチラシで地域の方に医院を知ってもらう取り組みを、ここでは「チラシ集患」と呼びます。

検索広告やGoogleマップは「いま歯医者を探している人」に届く手段です。これに対してチラシは、まだ探していない人の手元に届き、「近くにこういう歯医者がある」と覚えてもらうきっかけになります。家族の誰かが歯の不調を感じたとき、冷蔵庫に貼ってあったチラシを思い出してもらう、といった使われ方です。

  • 開業前後に、近隣の方へ医院の場所と診療時間を知らせたいとき
  • 移転・リニューアル・診療時間の変更など、地域に伝えたいお知らせがあるとき
  • 小児歯科や訪問歯科など、新しく始めた診療を近隣に知らせたいとき
  • インターネットをあまり使わない世代にも、医院の情報を届けたいとき

配り方の種類と特徴

チラシの配り方には、主に次のような方法があります。どれが良いかは、届けたい地域の広さや、医院の手間をどこまでかけられるかで変わります。

配り方特徴確認したいこと
医院のスタッフで配る配る場所を細かく選べ、費用は主に印刷代スタッフの負担と安全、「チラシお断り」の表示がある家を避けるルール
配布を専門の会社に依頼する広い地域にまとめて配れる配る地域・枚数・期間の指定方法、配布の報告の有無、見積もりの内訳
新聞の折込チラシ新聞と一緒に届く新聞を取っている世帯に限られること、配布できる地域の単位
郵便局のタウンプラス宛名を書かずに、指定した地域へ郵便で届ける地域の単位、大きさ・重さの条件、申し込みの期限

日本郵便の案内によると、タウンプラスは宛名の記載が不要で、配達を希望する地域を「○○町」または「○○町○丁目」の単位で決める仕組みです。重さは100g以内、大きさの条件があり、同時に500個以上の差し出しが必要とされています。利用するときは、近くの郵便局に配達したい地域を伝えて必要な数を確認し、差し出す予定日の14日前までに差出計画書を提出する流れです。料金や最新の条件は、日本郵便の公式ページや郵便局で確認してください。

配るエリアと時期の決め方

チラシは、配る範囲を広げるほど印刷・配布の費用が増えます。一方で、医院から遠い地域に配っても、通院の負担から来院につながりにくくなります。まずは「通ってもらえる範囲」に絞って配り、反応を見ながら広げていくのがおすすめです。

  1. いま来院している患者さまの住所(町名)を集計し、どの地域から来ている方が多いかを確認する
  2. 徒歩・自転車・車で無理なく通える範囲を地図に描き、配る候補の地域を決める
  3. 駅や大きな道路、川などで生活圏が分かれていないかを確認する(近くても行き来の少ない地域があります)
  4. 小児歯科を伝えたいなら子育て世帯の多い地域、訪問歯科なら高齢の方が多い地域など、伝えたい診療に合わせて優先順位をつける
  5. 一度に全域へ配るのではなく、地域を分けて配り、地域ごとの反応を比べる

時期は、開業・移転・新しい診療の開始など「伝える理由」があるときが基本です。配る日と、電話やネット予約を受けられる体制がそろっているかも確認しましょう。チラシを見て電話をくださった方が、つながらずにあきらめてしまうのは大きな損失です。

チラシに載せられる内容と、避けたい表現

厚生労働省の「医療広告ガイドライン(医療広告等ガイドライン)」では、広告の規制の対象となる媒体の例として、チラシ・パンフレット(ダイレクトメールを含む)、ポスター・看板、新聞・雑誌などが挙げられています。医院のチラシも医療広告として扱われ、法令とガイドラインで認められた事項(広告可能事項)に限って載せられるとされています。

載せられる主な内容の例書き方のポイント
医院の名称・住所・電話番号ホームページやGoogleマップと同じ表記にそろえる
診療科名「歯科」「小児歯科」「矯正歯科」「歯科口腔外科」など、認められた名称で書く
診療日・診療時間、予約制かどうか休診日や昼休みも含めて、最新の内容を書く
駐車場の有無・台数・場所提携駐車場がある場合は場所も分かるように書く
ホームページのアドレス・QRコードガイドラインでは、URLやQRコードによる広告も差し支えないとされています

同じガイドラインでは、次のような広告が禁止されている、または適切ではないとされています。チラシは目立たせたい気持ちから強い言葉を使いがちなので、印刷前に一つずつ確認しましょう。

  • 「地域一番」「日本一」など、他院より優れていると受け取られる表現(比較優良広告)
  • 「痛くない」「必ず治る」など、効果を約束するように受け取られる表現(誇大広告)
  • 患者さまの感想や体験談を載せること
  • 治療前後の写真(いわゆるビフォーアフター)を載せること
  • 「今なら○円」「期間限定で○%オフ」など、費用を強調した表現
  • 「来院された方全員に○○をプレゼント」など、診療と直接関係のない特典を強調した表現

ここで紹介したのは、厚生労働省の資料で確認できる主なポイントです。自費診療の費用の書き方など細かな判断は、最新の医療広告ガイドライン・Q&Aを確認するか、専門家や自治体の相談窓口にご相談ください。ホームページで気をつけたい表現は歯科医院のホームページと医療広告ガイドラインでも詳しく紹介しています。

QRコードでホームページ・予約へつなぎ、Googleマップと情報をそろえる

チラシに載せられる内容は限られているため、医院の雰囲気や診療の詳しい説明は、ホームページで伝えるのが基本です。チラシにQRコードを載せ、ホームページや予約ページへすぐに移れるようにしておきましょう。

厚生労働省の「医療広告ガイドラインに関するQ&A」では、チラシに印刷されたQRコードから表示されるウェブサイトも、インターネット上のウェブサイトと同じように広告規制の対象とされています。そのうえで、医院の情報を得ようとする人がQRコードを読み込んで見るものであり、一定の要件を満たせば、載せられる内容の範囲が広がる(限定解除)と整理されています。リンク先のページの内容も、ガイドラインの範囲内か確認しておきましょう。

  • QRコードの行き先は、トップページより「診療時間と予約の案内」や、チラシで伝えた診療の説明ページにする
  • スマートフォンで読み込んで、ページがすぐに表示されるか、予約まで迷わず進めるかを試す
  • チラシ・ホームページ・Googleマップで、医院名・住所・電話番号・診療時間の表記をそろえる
  • チラシを配る前に、Googleビジネスプロフィールの診療時間や休診日が最新か確認する

チラシを見た方の多くは、医院名で検索したり、Googleマップで場所や口コミを確かめたりしてから予約を決めます。Googleマップの情報の整え方は歯医者・歯科医院のMEO対策、予約までの流れづくりは歯科医院のネット予約を参考にしてください。

効果の測り方と、費用の内訳

チラシは配って終わりにせず、「何枚配って、何人の新しい患者さまにつながったか」を記録することが大切です。インターネットの広告と違って自動では数えられないため、次のような工夫で、チラシからの来院を分かるようにしておきます。

  1. 問診票に「当院を何で知りましたか」の欄を設け、「チラシ」の選択肢を入れる
  2. チラシのQRコードのURLに、配った地域や時期ごとの目印(パラメータ)を付け、ホームページのアクセス解析で区別できるようにする
  3. チラシ専用の電話番号を用意できる場合は、その番号への着信数を数える
  4. 受付で「チラシを見て」と言われたら記録する、といった簡単なルールを決めておく
  5. 毎回、配った地域・枚数・時期・費用と、チラシからの予約数・新患数を同じ表に記録する

費用は、デザイン、印刷、配布(配布会社への依頼料、新聞折込の料金、郵便の料金など)に分かれます。見積もりを受け取ったら、項目ごとの金額、配る地域と枚数、配布の報告があるかを確認しましょう。地域ごとの予約数と並べて見ると、次回どの地域に配るべきかが判断しやすくなります。

チラシ・検索広告・Googleマップ・ホームページの役割分担は歯科医院のマーケティング戦略の立て方でまとめています。

DENT SHIFTでできること

チラシを見た方が医院名で検索したり、AIに質問したりしたときに、医院の情報がきちんと伝わっているかを確かめたいときは、DENT SHIFTの無料AI集患診断をご利用ください。患者さまが実際にしそうな質問ごとに、AIの回答に自院が表示されたかを確認できます(OpenAI APIによる測定)。あわせて、AI検索・Googleマップ・Google検索・ネット予約・口コミを含む6分野で、患者さまに選ばれる状態かを点数で確認できます。

有料プランでは、定期的な表示状況の確認と、ホームページ制作会社にそのまま渡せる改善指示書PDFで、情報の見直しを続けやすくします。営業電話は行いません。約60秒・クレジットカード不要で始められます。

チラシのQRコードの行き先となるホームページやLP(広告からの案内用ページ)の制作、Google広告の運用代行、MEO対策は、DENT SHIFT CREATIVEでご相談いただけます。詳しくはホームページ制作のご案内をご覧ください。

よくある質問

歯医者のチラシには、何を載せてよいのですか?

医療広告ガイドラインでは、チラシも医療広告として扱われ、広告可能事項に限って載せられるとされています。医院の名称・住所・電話番号、診療科名、診療日・診療時間、予約制かどうか、駐車場、ホームページのアドレスやQRコードなどが代表的な内容です。判断に迷う場合は、厚生労働省の資料や専門家に確認してください。

ポスティングと新聞折込、郵便局のサービスはどれがよいですか?

届けたい地域の広さや手間のかけ方で選びます。細かく地域を選びたいなら医院のスタッフによるポスティング、広い地域にまとめて届けたいなら配布の専門会社や新聞折込、宛名なしで町丁目単位に郵便で届けたいなら郵便局のタウンプラスが候補です。地域を分けて試し、予約数を比べると判断しやすくなります。

チラシで「初診料割引」や「今だけ○円」と書いてもよいですか?

厚生労働省の医療広告ガイドラインでは、「今なら○円」「期間限定で○%オフ」のような費用を強調した広告は、適切ではない例として挙げられています。チラシでは費用の強調は避け、ガイドラインの範囲内で医院の基本情報を伝えましょう。

チラシの効果は、どうやって確かめればよいですか?

問診票に「何で知ったか」の欄を設ける、QRコードのURLに地域ごとの目印を付ける、チラシ専用の電話番号を使うといった方法で、チラシからの予約・新患を数えます。配った地域・枚数・費用と並べて記録すると、次回の配り方を決めやすくなります。

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