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歯科医院の開業前・開業直後にやりたい集患準備チェックリスト
開業準備は、物件・設備・スタッフ採用・各種手続きと、やることが山積みです。その中で後回しにされがちなのが「患者さまに見つけてもらう準備」です。開業の数か月前から開業後3か月までに、集患のために何をしておくとよいかを時期ごとに整理しました。
開業前の集患準備は「見つけてもらう土台づくり」
新しく開業する歯科医院は、地域の方にまだ知られていません。患者さまが「近くの歯医者」を探すとき、多くの方はGoogle検索やGoogleマップ、最近ではChatGPTなどのAIにも質問します。開業日に合わせて、こうした場所に正しい医院情報が出ている状態をつくっておくことが、集患準備の土台になります。
なお、この記事で扱うのは集患(患者さまに知ってもらい、来院につなげる)のための準備です。開業に必要な届出・申請などの手続きは、管轄の保健所や地方厚生局に必ずご確認ください。
開業の数か月前:ドメイン・ホームページ・医院情報の準備
- 医院名を決めたら、早めにドメイン(ホームページのアドレス)を取得する。名義は医院または院長先生ご本人にしておく
- ホームページは、開業前に公開できるよう制作会社とスケジュールを決める。開業前は「開業予定日・所在地・診療予定・内覧会のお知らせ」など、確定している情報だけでも公開しておくと安心
- 医院名・住所・電話番号の表記を一つに決める(例:ビル名や階数の書き方、「歯科」「歯科医院」「デンタルクリニック」の使い分け)
- 診療時間・休診日・診療科目など、開業時点で確定する情報をまとめておく
医院名・住所・電話番号の表記をそろえることは、英語の頭文字をとって「NAP(ナップ)の統一」と呼ばれることもあります。表記がばらばらだと、患者さまやAIが同じ医院だと判断しにくくなります。
Googleビジネスプロフィールは開業前から登録できる
Googleマップや検索結果に出る医院情報は、Googleビジネスプロフィールで管理します。Googleのヘルプでは、開業前のビジネスもプロフィールを作成し、開業日を設定できると案内されています。
- 開業日は年と月で入力でき、1年先の日付まで設定できるとされています
- 開業日を入力してオーナー確認を行うと、開業日の90日前からGoogleにプロフィールが表示されるとされています
- 開業前でも、投稿や写真の追加などで医院の情報を発信できるとされています
- 正式に開業するまでは、ユーザーが口コミや写真を投稿することはできないとされています
Googleのヘルプでは、プロフィールを作成したら開業予定日を設定する流れが案内されています。開業前に「営業中」と誤って表示されないよう、プロフィールを作ったら早めに開業日を入れておくと安心です。オーナー確認の方法はビジネスによって異なり、仕様は変わることがあります。登録の際は、Googleビジネスプロフィールのヘルプ「開業日を追加する」の最新の案内をご確認ください。
内覧会の告知は、広告のルールに配慮して
開業前の内覧会は、地域の方に医院を知ってもらう良い機会です。ホームページのお知らせ、Googleビジネスプロフィールの投稿、チラシ、SNSなどで告知するのが一般的です。日時・場所・予約の要否・駐車場の有無など、参加する方が迷わない情報を載せましょう。
- 「地域No.1」「最新設備で痛くない」など、比較や誇張と受け取られる表現は避ける
- 来場特典や割引をうたう場合は、医療の広告として問題がないか事前に確認する
- 掲載する写真や設備の説明は、事実に基づいた内容にする
医療機関の広告やウェブサイトは、医療法と医療広告ガイドラインの対象とされています。告知の文面や特典の扱いで迷ったときは、厚生労働省の医療広告ガイドラインや関連資料を確認し、必要に応じて所管の自治体や専門家にご相談ください。
開業直後:口コミのお願いと予約導線
開業したばかりの医院は口コミがまだありません。来院された患者さまに口コミをお願いするのは自然なことですが、Googleのポリシーでは禁止されている行為があります。
- 口コミの投稿と引き換えに、割引・プレゼントなどの特典を渡さない
- 満足していそうな方だけを選んでお願いしない(良い口コミだけを集めようとしない)
- その場での投稿を求めたり、書く内容を指定したりしない
- スタッフに口コミの件数のノルマを課さない
Googleのポリシーでは、特典を付けず、評価や内容に影響を与えようとせずに、実際に来院された方へ投稿をお願いすることは認められています。会計時にQRコード付きのカードをお渡しするなど、「よろしければ」とすべての方に同じようにお願いする形が安心です。
あわせて、予約までの道のりも確認します。ホームページのどのページからも電話番号やネット予約に進めるか、スマートフォンで電話番号をタップして発信できるか、Googleビジネスプロフィールに予約ページのリンクを設定したかを、実際に患者さまの立場で試してみてください。
時期別の集患準備チェックリストと、3か月後の見直し
| 時期 | やること | 確認のポイント |
|---|---|---|
| 開業の数か月前 | ドメイン取得、ホームページ制作の依頼 | ドメイン・サーバーの名義が医院側になっているか |
| 開業の数か月前 | 医院名・住所・電話番号の表記を決める | 看板・チラシ・ホームページで同じ表記か |
| 開業の数か月前 | Googleビジネスプロフィールの作成と開業日の設定 | 開業予定日を設定し、オーナー確認を済ませたか |
| 開業の1〜2か月前 | ホームページの公開、内覧会の告知 | 告知の表現が医療広告のルールに沿っているか |
| 開業直前 | 診療時間・予約方法・写真の最終確認 | ホームページとGoogleの情報が一致しているか |
| 開業直後 | 口コミのお願い、予約導線の確認 | Googleのポリシーに沿ったお願いの仕方か |
| 開業3か月後 | 検索・地図・AIでの見え方の見直し | 問い合わせの経路と、直すべき情報の洗い出し |
開業から3か月ほどたったら、一度立ち止まって見直す時期です。患者さまがどこから来院されたか(紹介・看板・検索・地図・SNSなど)を問診票などで確認し、ホームページとGoogleビジネスプロフィールの情報に古い内容や食い違いがないかを点検しましょう。開業当初の「診療予定」のまま残っている表記もよく見落とされます。
DENT SHIFTでできること
AIに質問したときに自院がどう答えられるかは、DENT SHIFTの無料AI集患診断で確かめられます。患者さまがしそうな質問ごとに、AIの回答に自院が表示されたかを確認できます(OpenAI APIによる測定)。あわせて、Googleマップ・Google検索・ネット予約・口コミを含む6分野で、患者さまに選ばれる状態かを点数で確認できます。約60秒・クレジットカード不要で、営業電話は行いません。
有料プランでは、毎月の表示状況の確認と、制作会社にそのまま渡せる改善指示書PDFをご用意しています。開業後のホームページ制作・リニューアル、SEO・MEO、採用支援、クリエイティブ制作もまとめてご相談いただけます。
よくある質問
Googleビジネスプロフィールは開業前に登録してもよいですか?
Googleのヘルプでは、開業前のビジネスもプロフィールを作成し、開業日を設定できると案内されています。開業日を入力してオーナー確認を行うと、開業日の90日前から表示されるとされています。プロフィールを作成したら、早めに開業予定日を入れておくと安心です。
ホームページはいつまでに公開すればよいですか?
決まった期限はありませんが、内覧会の告知や開業前の問い合わせに対応できるよう、開業前に公開しておくと安心です。すべてのページがそろっていなくても、確定している情報から公開し、開業に合わせて充実させる方法もあります。
開業直後に口コミを増やすにはどうすればよいですか?
来院された方に、特典を付けず、評価や内容を指定せずに「よろしければ」とお願いするのが基本です。良い口コミが期待できる方だけを選んでお願いすることや、投稿と引き換えに割引をすることは、Googleのポリシーで禁止されています。
内覧会の告知で気をつけることはありますか?
医療機関の広告は医療広告ガイドラインの対象とされているため、誇張や比較と受け取られる表現、来場特典の扱いには注意が必要です。迷ったときは、厚生労働省の資料を確認し、所管の自治体や専門家にご相談ください。
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